誘いの訳 「ちっちぇな」 はそう言葉を放った相手の 実際の力量からくる絶対的な自信と 全てにおける大きさに驚いた。 …と言うよりも圧倒され後ろの方で立ちすくんでいた。 はパッチ村に着いてからチームでなくてはならないと知り 即席で二人の女シャーマンと組んだ。 まだ本戦は始まっていなく、 時間があるのでチームメイトと修行をしているところだった。 はっきり言って威勢は良いものの 二人とも巫力は大したことなかった。 しかしには二人の分も戦力は補える自信があったから そう気にはしていない。 あえて自分が勝っていることも悟られないようにしていた。 (わざわざ言ったからどうこうっていうものでもないよなぁ…) そんなことを考えながらぼうっとしていると、 少し離れたところにいた二人の叫び声が聞こえた。 慌てて駆けつけてみると・・・ 「ちっちぇな。」 同じ年…もしくは少し年上位…壮絶な巫力… ―大本命― ・・・ハオ。 彼がいた。 すぐに相手がハオだとわかった。 思っていたよりも優し気な様子には以外さを感じるが… とにかく圧倒され動けなくなってしまっていた。 「君達はその程度の力でシャーマンキングになるつもりなのかい?」 笑顔と共に放たれた残酷な言葉。 「ふざけんじゃないわよ!」 相手が誰だかも知らずにかかっていこうとする 二人の身体がピタリと止まる。 「なにすんのよ!」 二人はハオに向かって叫んだがそれに答えたのはだった。 「死にたいのならかまわないけど…?」 「がやったの?!」 「なんの術か知らないけど・・・どうして?!」 「あの人はハオよ。」 「ハオ…?」 「しらないの?…とにかく貴女達じゃ相手に出来るような人じゃないの!」 「じゃあどうすれば・・・!」 「・・・逃げるしかないわね…。私が引き止める間にとりあえず逃げなさい!」 「そんな!だって危ないじゃない!」 「私なら貴女達よりはマシよ!」 「…っ!」 「盛り上がってるところ悪いけど ・・・僕がそう易々と逃がすと思うのかな…?」 考え込んでいた☆☆達はハオの声で我に返った。 「だから私が引き止めるって言ってるんでしょ?!早く逃げて!」 「…うん!も後で来てよ?!」 「・・・もちろん!だから早く!!」 二人が去ったのを見てから 「…生きていたらの話だけどね。」 と付け加えた。 「さて、どうやって足止めしてくれるのかな?」 ハオが楽しそうに聞いてくる。 は絶対絶命だというのにも関わらず ハオは楽しそうに笑っている。 は冷静に相手の巫力を感じてみた。 やはり大き過ぎる。 「一つ聞くけど…その巫力は一体なに? 本当にこの時代に生まれた人間なの?」 「…へぇ。なかなか良い感をしているみたいだね。 でも関係ないだろう?」 「関係ないけど気にはなるわよ。 私とほとんど変わらない年なのに…その落ち着きっぷりも威厳もね。」 「はは。まぁいいだろ?それより君の方に興味がある。」 「私の何が・・・。」 「君の巫力も普通ではないだろ?」 「・・・。」 「つらい思いをしたんだね・・・。」 「!!」 「なんで分かるのかって?まぁそれは あとでゆっくり話すとするよ。」 「えっ?後で・・・?殺さないの?」 「僕の誘いを受けるならね。」 「誘い?」 「仲間にならないか?」 正直思いもよらなかった。 「はい。」 そう答えたのに理由なんかない。 かといってその場しのぎの適当でもない。 ハオの全てに自分でも気付かないうちに惹かれていた。 「おいで。。」 「え・・・。」 少し戸惑うにハオは優しく微笑み手招きする。 恐る恐る近づくと突然目の前の景色が急降下し始めた。 理解出来ずに振るえるの肩をそっと抱き寄せ 「彼の名はスピリットオブファイア。 君は今彼の上にいるんだ。」 と説明をしてくれた。 「恐がらせてしまったようだね・・・。」 そう言って少し強めに抱きしめられた。 が動揺しているのはスピリットオブファイアのことではなく ハオのその行動だったのだが・・・ ハオはおかまいなしにを抱いたまま座り込む。 「あっあの、なんで・・・。初めて会ったのに・・・。」 「 ?ああ、は知らないんだね。」 「僕は何度か君に会っているんだよ。」 「えっ?どこで?!いつ?!」 「・・・しらなくていいさ。」 「気にな・・・。」 気になると言おうとしたけれど 遠くをみつめている和やかな表情のハオを見ると どうでもいい気がした。 ただ今隣りにいることが嬉しいから。 過去はどうでもいい・・・。 ただそれだけが大事であって。 理由はいらない。 (ありがとう・・・。) 言葉にはださないけれど 自分を救いだしてくれたような、 そんな気がした。 (私に出来ることはなんでもする・・・。) いくつか誓いを立てて、 も遠いところを見つめた。 まさか誓いも全て伝わってしまっているとは しらないまま。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あとがき〜 これも続けたいけどね、 一応終わらせますよ!! 気が変わったりもあるけど・・・; 前にも一度出会いは書いたんですけど、 ちょっと違うかたちで出あってみるのも いいかな、と。 ハオ様に仲間に誘われるってのはやっぱいいかな、 と思いまして; あっ感想とか頂けるとありがたいです!! こんなの最後まで読んで頂けたら それだけで十分嬉しいですけどね♪ 結局いつもながら駄文ですみません!!