「何者だ・・・。」 少しの間静まり返っていたと思ったら どこからか声がした。 「未来王さ。」 『魂の記憶』〜壱拾弐〜 つかの間の静寂 「貴様、神にたてついて無事でいられると思うか!」 今度は先ほどより更に勢いをました炎が襲ってきた。 しかしハオはそんな攻撃をものともせずに受け流してしまった。 「ちっちぇえな。神と言っても所詮はこの程度か。」 クスッと笑うとすぐに表情を変え 「お前ごときにを束縛させはしない!」 神体が収められていると思われる場所目指して 攻撃を返した。 だが炎の攻撃はその場に吸い込まれるように消え去った。 「我はの生まれしときより見守ってきたのだぞ。 貴様ごとき輩に何が出来る? はの家を守るかわりに我に捧げられし者だ。」 「・・・何?」 「は生まれし時より我がものだ。」 思いがえない神の言葉には困惑した。 逢いに行かねばならない、というのは子供の時より 教えられ義務付けられていたことだから あまり気にしていなかった。 家を守る神に参るのは当然だと思っていた。 炎耶との会話は幼いころに幾度か交わしただけで もう覚えてもいなかったし、最近は 呼ばれてもただ参拝をするだけが多かった。 神体が収められていろ場所とは別にある参拝場。 そこに出向き祈る。 ――――――――? 何かがおかしい。 祈りにいったのが朝でも きまって帰るのは夜。 その間の事を何一つ覚えていない。 何故今までそのことに 対して不信感をもたなかったのか。 何故気付かなかったのか。 「・・・?」 ハオの声に我に返る。 「ハオ、私今・・・」 「・・・あぁ。炎耶様とやら、 どういうことか説明をしてもらおうか。」 「言ったであろう?は我がものだと。 我にはの記憶を操作することなど 容易い。そしてには我に歯向かうことが 出来ない。それだけのことだ。」 ほどの力があればいくら神とはいえ そこまで簡単に術にかかるはずがない。 「ふざけないで!!」 は怒りに満ちて攻撃を放った。 しかしそれは全てかき消されてしまった。 「なんで・・・?!」 「・・・これは力の差じゃない。奴は何かを握っているらしい。」 ハオが何か考えながら呟いた。 「何故こんなことになっているのかお応え下さいますね?!炎耶様!」 立ち上がって声を上げるの背をみつめていたハオが 突然何かに気付いたように立ち上がると後ろから背中に触れた。 「えっ?」 後ろを振り向くと口惜しそうなな顔をしていたハオに 力強く抱きしめられた。 「どうしたの?」 「・・・奴の言っていることは本当だ。 の魂は奴が握っているらしい。」 「?!」 「――――――そういうことだな?炎耶」 「その通りだ。わかったであろう。 貴様ごときがに触れてはならぬことも――」 声が途切れたかと思うとの身体は宙に浮かびあがり 消えた 「早々に立ち去れ。」 ←戻る*次→ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一気UPですので続きも同時にUPしてあります♪ また甘いのから随分離れたもんですね。。。 この話も随分長くなったものですね。。。 そろそろ区切りをつけたいです。 あっじゃあ続きはまた次回に(?)