『魂の記憶』〜壱拾壱〜




は久しぶりに見る我が家の前に立っていた。


本来ならば今はシャーマンファイトのためここにいるはずはない。


「様?!」

扉を開けると家の者が驚いた声を上げる。


「何故ここに?!今は・・・」


「いいから、静かにして。」


「しっしかし・・・」


「シャーマンファイトなら大丈夫。しばらく試合の予定はないわ。」


はそれ以上は何も言わせずに奥の間へと急いだ。


そこには確か炎耶についての書物が保管されていた筈。


今まであまり興味も示さなかったその書物の表紙に手を書けると、


突如として声が響いた。





「・・・だな?」







「なっ?!誰だ?」



「・・・お前にしか声は聞こえていないのだから

 その様な大きい声を出さなくとも良いだろう。

 ・・・我が声を忘れたか?」


「えっ・・・。この書物に・・・ってことは炎耶様・・・?」


「そうだ。今頃になって何故我に関心を持った?」


「関心・・・という訳でもないのですが、

 一つ率直にお聞き願いたいことがあります。

 どのようにすれば貴殿にお会いできますか。」


「我に、か。まぁいい。我が神体の在り処は知っているだろう?」


「はい、確か裏山と。」


「その神体を見つけ出せば良い。

そなたの方から参るとは楽しみにしているぞ・・・。」












「・・・なかなかいい度胸だね。」




「え?」


後ろからの声に振り向くと窓際にハオが立っていた。


「、話は聞かせてもらったよ。じゃあ行こうか。」


「もう?まだ炎耶様のこと何もわかってないよ?」


「居場所さえわかれば十分だよ。」


そういうとスピリットオブファイアの上に乗り

に手招きをした。


今さっきまでは少し不安を抱いていたが

ハオの顔をみると・・・その自信に満ちた表情を

みると何ともなく思えてしまう。

窓のところに駆け寄ってきたの腕をとると

自分の隣りに乗せ、一気に上空に昇る。


丁度屋敷の裏手にある山の方を見つめ、


「成る程、あそこか。」


と意図も簡単に言い、その場所を目指した。








途中、まだ得体のしれない神に対し、自分でも

気付かぬうちに不安な表情を浮かべてしまっていた


の肩を抱き寄せると、



包み込むような体勢で



「大丈夫だよ。これでを解き放ってあげられるからね。」




と耳元で優しくも力強く囁いた。



「こんなことでを縛ろうなんて、愚かな奴だ。」


そう言ったハオの瞳は冷たく燃えていたが


(まぁこれでは完璧に僕のものになる訳だけどね。)


そう考え、口を緩める。


そして、腕の中でハオが何を考えたのかわからずに

キョトンとみつめていたに唇を重ね、








「さぁ、出てこいよ。炎耶とやら。


お前が気に入っているはここにいる。」



と、挑戦的な言葉を山の一部に目掛け投げかけた。







一瞬静まり返ったかのように思えたが、次の瞬間には


激しい熱気が襲ってきた。



それをうけ、ハオは


更に楽しそうに口元を歪めた。










「そう来ないとね。少しは楽しませてくれよ。」




 

 
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すごい久々のアップなのに最初の方ぜんっぜん甘くなかったです;

これじゃあな〜と思って後半は甘くしようとしたのに。。。

なんかいつの間にか戦闘モード。。。;

ダメです・・・なんか最近マンキンものから離れてたもんで(汗)

実は元からハオ様夢って書くけどそう読んでなかったんですけどね。

あぁ〜この話久々だから不安ですっ!!

自分でも色々忘れてたっぽいし。。。皆様前の話なんかとうに

忘れてるんじゃないですかね;;

あっそれ以前にもう見捨てられてるか〜(笑)



・・・現実的過ぎて笑えない;;


切り上げます。ごめんなさい。