〜 魂の記憶は永遠なり〜


   魂の記憶


明日はそろそろパッチの村につく頃だ。


などと、占いなどから予想をしていた。


一人旅だし、もう辺りはかなり暗いので



そろそろ宿か何か確保すべきかと考えた。


の家は日本有数の霊能力者 …シャーマンの一族だった。


この家では昔から一族の血を引く女性が強力な力を持っている。


はこの家のひとり娘であり、


後継ぎ、さらには当主となる存在であり、


生まれた時から大事にされて来た。


回りの期待を裏切らず、の巫力はかなりのものだった。


はっきり言ってその力は神クラスと呼ばれる程だったのだが、


は自分の力を隠すという特殊な術を


身につけていた為他の選手等がに気付くことは無かった。


自身、一人で静にパッチの村を目指したかったので


それは都合も良かったのだ。






「ねえ、君…どうして偽ってるんだい?」  





「…!!」






なんのことか分からない、と言おうかと思ったのだが

自分の頭上から声をかけている人物をみると、

とぼけても無駄だと直感した。




(何?あの人の巫力は!)




今まで感じたことのない、

とてつもなく大きな巫力がそこにはあった。




「…何か御用ですか。」




とりあえず応対をしてみたが、相手の反応が

予想もつかない為かなり鼓動は早くなっている。



…正直、鼓動がはやい原因は別にもあったのだが。






「…ハハ。そんなに警戒しなくていいよ。僕は君の敵じゃないから。」






「別に敵だと思った訳じゃ…!」





言い終わらないうちに相手はのすぐ目の前に来ていた。



月に照らされて相手の長い黒髪がとても美しかった。


それだけではなく、相手の、を真っ直見つめる瞳に


全てを見透かされている気がして…少し恐かった。


あまりにも美しすぎるのが、かえってかすかな恐怖を与えてくる。


沈黙に耐えられなくて、が相手に問いかけた。



   「貴方は誰?」


   「…ハオ。」



   「君は?」



   「…。」




不思議だった。



ハオの瞳が「」という言葉を聞いたとたん、


感情を表したのだ。

…それまでハオから感情というものを感じなかったから…。





「私の名前がどうかした?」




「ハハハ。…残酷だね、は。少しも変わっていない。」




「?…何のこと。」




突然何かに身体が引き寄せらた 。


気付けばはハオの腕の中にスッポリと埋まっていた。

こんな風に抱き締められた経験は無いので

どうしていいかわからないのだが、

全く嫌じゃないし…むしろ心地良い。





「逢いたかったよ…。」





またしても思い掛けない言葉が耳に飛び込んでくる。



「…ごめんなさい…何のことか分からない…。」



やっとのことでそれだけ言ったのに返答がなく、

恐る恐る顔を上げてみた。



「…!」 



次の瞬間には自分の唇に何かが重なっていた。

それが何だか気付くのにそう時間はかからなかったが、

心臓の方が持ちそうもなかった。




「今回はこの位で許してあげるから、

次逢うまでには思いだしておくれよ?。」   



「次って…?」



「思い出したらいつでも僕のところへおいで。」



それだけ言うとハオは風のように消えていた。




まるで自然そのもののように… 。


next〜2〜


続きますよ、また。 更新遅いくせに続きもの好きなもので…; すみません!!! という訳で逃げます。 すみません、文才なくて。 (ちなみに一行目のやつ・・・ みたことあるって方いらっしゃるかも^_^;) 様ありがとうございます